スパンアートギャラリー

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思想としてのオブジェ

 オブジェとは、フランス語で事物、物体、対象などの意味を持つ美術用語である。
 ここでコンセプトとして掲げたいのは、渋澤龍彦が好んで用いた「思想としてのオブジェ」いうイメージである。それは、人間を物自体としてとらえる考え方でマゾヒズムの基盤ともなる思想であり、その中ではあらゆる存在が唯物論的観点の元で対等になる。さらにそこへ美という観念を加え、その対象をオブジェと称した。つまり傾倒された精神性や快楽は金銭や化学技術などの物質が作り上げ、それは美学を伴った形として存在する。あるいはオブジェとは、感覚や意識を行き来させる仕掛けであり、もしくはその行き来する物体そのものである。
 今回は3年前に展覧会を開催した「トリックオブジェ展」でもそうしたように作品事体が持つ存在としての確かさと、謎や不思議、架空というような曖昧さの同居する、オブジェ作品をテーマとする。 様々な作家が様々な「思想としてのオブジェ」をどう創り上げていくのか。とても興味のあるところである。

 

2017年4月企画展「思想としてのオブジェ展」より/スパンアートギャラリー

 

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